社会保険・年金のキモが2時間でわかる本

社会保険・年金のキモが2時間でわかる本

社会保険・年金のキモが2時間でわかる本

「頭ん中」のプレゼント企画として著者の石井孝治さんより献本頂きました。
ありがとうございます。

知っておきたいポイントをさくっとおさえることができた

石井さんの前著「労働法のキモが2時間でわかる本」も短い時間でポイントを押さえることができる良書だったが、本書も物語形式で分かりやすくまとまっている。
社会保険や年金というと、イメージで「どうせ払っても・・・」「年を取ってからのことなので関係ない・・・」という人がいるかもしれません。
でも、もし知らないで言っているとしたら、もったいない。

本書で扱っているや年金、健康保険、雇用保険労災保険などは「申請主義」つまり自分から申請しないと受けられないものがほとんど。
だからこそ、基本は知っておかなきゃ。
基本を知るのに、この本はちょうどよかった。

サラリーマンが制度上優遇されているように見える


  • 健康保険・厚生年金の支払いの半分は会社持ち
  • 雇用保険も会社がかなり負担
  • 労災保険は会社が全額負担
  • サラリーマンの妻は第三号被保険者として国民年金を払う必要がない

てな感じで、制度上会社勤めや公務員はかなり制度上恵まれているように見える。
いっぽう、第一次産業の従事者などは、たとえば老後は国民年金(+国民年金基金)のため、給付はかなり少なめ。

私のいなかでは農業で生計を立てていて、すでに年金暮らしのかたも多い。
そのようなかたから「厚生年金はうらやましい」と言う声をよく聞く。
新聞等であまりこの「厚生年金」と「国民年金」の給付の差が問題としてあげられることは見かけないと考えているが、あまり問題になっていないのでしょうかね?